2019.7.6(土) 定例活動「柚子畑下草刈り・チェーンソー操作練習」
前回の定例活動は天候に恵まれず中止、前々回は交流会だったので、実質1か月ぶりの山です。
6月8日に偵察した柚子畑が今回の舞台です。
定例活動「柚子畑下草刈り・チェーンソー操作練習」
一か月前の柚子畑の様子はこちらをご覧ください。
柚子畑に向かう途中、白糸の滝です。
普段は繊細な美しさを感じさせてくれる滝なのですが、最近雨が多かったせいか、荒々しくゴウゴウと流れています。
「白糸の滝」は、別名「雨乞いの滝」と呼ばれていました。
雨乞いの物語
昔々の話です。
日照りが続くと小村の男たちはこの滝に集まって雨乞いの儀式を行いました。
ふんどし一丁で滝つぼに降り、桶で水をかけあいながら、
「懺悔懺悔(サーンゲサンゲ)、六根清浄(ロッコンセイジョウ)、制多迦童子(セイタカドージ)、南無高水山浪切白不動明王(ナムタカミズサンナミキリシラフドウミョウ)、愛宕権現(アタゴゴンゲン)、大天狗、小天狗帰命頂礼(オオテングコテングキミョウチョウライ)。有間山の黒雲が、雨が三粒降ったらば、三日も四日もやすむべぇ」
と唱えて、八大竜王に祈りました。
そして滝の水を桶に入れて高水山に向かいます。
高水山の奥の院では四方に天狗が祀られ、前にやぐらが設けられ、やぐらの上からお坊さんが呪文を唱えながら榊で桶の水を撒いたそうです。
今年は雨乞いの心配はなさそうですね。
途中、きれいなアジサイを見ながら登っていきました。
柚子畑下草刈り
さらに登っていくと、足元には蕗(フキ)。これ、5月に自然観察部員が移植したものです。
無事根付いたようですね。
そして柚子畑に到着。
ものすごい量のわらびです。ここまで伸びてしまうと残念ながらおいしくはないですけど。
そして下草狩りスタート。
手刈り隊7名頑張っています。
ものすごい下草の勢いをわかっていただけるでしょうか。
そしてこちらは刈払機隊。
文明の利器を使って一気に下草を刈っていきます。
姿勢の違いわかりますか? きちんとした姿勢で行うことで作業効率も安全性も変わってきます。
ところで、柚子畑という割に、柚子の実が見えないと感じませんか。
やはり、5月の異常気象で多数落花してしまい、実になっているものは少ないようです。
途中、こんな住人に出会ったり、
珍しいものを発見したり、
ノウタケは脳みそに似ているからノウタケと名付けられました。食べられるみたいですよ。ただし、素人は自生しているキノコを食べるのはやめましょう。キノコは毒を持つ種類もたくさんあります。見分けられる人が一緒にいないと危険です。
1年越しの探し物を見つけたりしながら、
ようやく90%完了です。
チェーンソー操作練習
今年は今年多摩環境公社からチェーンソーを借り受けています。
チェーンソーを使えば鋸と鉈でやるよりも作業ははかどるはず。
ただ、危険も増えます。安全管理と練習が欠かせません。
実際やってみると、仕事が早く・楽ですが危険度も高いのがわかります。
訓練を重ね基本操作を習熟して、柚子畑への階段整備に活用していきます。