2019.10.6 柚子畑階段整備とチェーンソー練習(定例活動)
今回はいつもの環境保全地域ではなく、依頼されて手入れしている柚子畑の階段整備に向かいました。
柚子畑階段整備とチェーンソー練習
いつもの様に装備をそろえてミーティングです。
今回はチェーンソーも使います。前日にメンテナンス済み。目立ても行っています。切れ味や如何に!?
拠点から歩いて柚子畑まで移動します。
隣に流れるのは成木川。白糸の滝を過ぎたら橋を渡って山の中に入っていきます。
ひたすら山の中を進みます。
うっそうとした森が続きます。
ところでこの森、いつもの保全地域と違う雰囲気しませんか?
木々は細く密集して、ところどころ倒木あり、下草の量が少なく全体的に暗い。
間伐して森の中に日光を入れてやらなければいけません。
昔から森を守ってきた人たちはいました。でも今はみんなで守っていく必要があるのかもしれません。
突然目の前がひらけると、柚子畑が広がっていました。
今年はゴールデンウィーク頃の高温のせいで落花する柚子が多かったようで、収穫が危ぶまれていましたが...
ありました!
まだ青いですが、今年も楽しめそうです。
間伐
まずは間伐。密集した木を間引いて地面に光を入れるためですが、倒した木を柚子畑の階段の材料にするという目的もあります。
今回の作業場所はこのような感じ。
斜面の一角が切り開いてあり、柚子の木が植えてあります。その両脇は杉や檜が密生。
繊細なコントロールが要求されます。
木を倒すときは斜面に対して横になるようにするのが基本です。縦にしてしまうと、倒れた瞬間にはねて思わぬ方向に飛んで行ってしまったりと、危険なんです。
上の図のような状況だと、密生した木々の間で柚子の木を巻き込まないような方向を狙わないといけないわけです。
ビュンとロープを飛ばして、チェーンソー受け口、追い口。いつもより数倍早いですね。前日に目立てをしたチェーンソー、切れ味も最高です。
倒した! と思ったら...
枝にかかってしまいました。
というよりも、むしろかかるのを前提でこの場所を狙っています。この状態から片側のツルを切って木を回転させて伐倒という作戦。
詳しくはこちら
チェーンソーだと作業が早いです。
こんな掛かり方をしていますが...
ツルを切って揺らすと、この通り。
そして、二本目。
柚子の木の間に倒し、そのまま最短距離で作業道の土留めに使おうと、くさびを使いつつ伐倒方向を微調整。そして...
柚子の内角すれすれに。方向はぴったりだったのですが、ちょっと木が長かったみたいですね。
確認したところ、柚子の木はほぼ無傷でした。
伐倒作業をしている一方で、杭作りと下草刈りも同時進行。
現地の方にお手伝いいただきながら、
作業は進み、斜面途中に道を増設。
そして、階段の補修をしつつ下山しました。(結構な規模の補修となったのですが、写真を撮り忘れました)