2020.9.19 西多摩新聞が取材に来ました!(定例)

はっきりしない空模様の中、第八回定例活動が行われました。西多摩新聞社の取材あり、巣箱の設置あり、ゆず山の偵察あり、盛りだくさんな一日となりました。

活動経路

西多摩新聞が取材に来ました!

今朝は曇り。活動拠点に向かいますが、到着するころからあいにくの雨模様。おそらく、雨雲が通りすぎれば活動可能になるでしょうという間伐部会長の判断の下、いつもお世話になっている中島林業さんの作業場をお借りしてしばし待機です。

10分ほどして予想通り雨が上がってきました。そのままミーティングが行われました。午後からまた雨が強まりそうなので、状況によっては早めに引き上げるとのこと。

一番奥で資料を見ている方が西多摩新聞の記者さんです。

いつもはミーティングして、即資器材チェックという流れなのですが、今日はミーティング後に倉庫まで移動して資器材準備。

この、ちょっとした違いが後々大きな影響を...。

入山

いつも通り、カラサワ口で準備体操して、いざ出発!

薄くガスのかかった道を登っていきます。

山側には根の露出した木が見えます。去年の台風19号以来、こんな状態の木をたくさん見るようになりました。

針葉樹は浅く根を張ります。木々の根は山肌を支える役目がありますが、人工的に作られた針葉樹林だとその機能が弱くなり、放置すると、最悪地滑りを起こしてふもとに災害をもたらします。
対して広葉樹は深く根を張ります。針葉広葉混合林にすることで針葉樹林の山肌にくぎを打ち込んだ状態になるので、山はより健全な姿に変わっていきます。
広葉樹を植林しているのは、単なる景観や野生動物だけの問題ではなく、人々の生活に関わってくることでもあるんです。

針葉樹林と混合林の根

雨上がりには動物たちの足跡がよく残ります。

鹿でしょうか?

巣箱の設置

スミレ道への分岐部付近、休憩がてら巣箱の設置です。

巣箱は、G会員が青梅市森林ボランティア育成講座で作ったものです。3Dプリンタで作った名前を張り付けてあります。

この名前の部分、PLAというでんぷんから作られたプラスチックでできていて、土の中に落ちると2週間ほどで分解されます。環境対策もばっちり。

穴はヤマゲラサイズですので、2.5~3mの高さにつける必要があるんですが、そんなところまで届きません。

そこで、斜面に生えている木を狙います。

山側から見ると2mくらいの高さですが、谷側から見ると、

高さは充分ですね。

巣に入るのは来年。楽しみです。一度使った巣は使われなくなるので、毎年掃除が必要。忘れないようにしないと。

間伐

対象木を探しながら少し進んで間伐開始です。

今回は記者さんもいらっしゃるので、急斜面は避けてますが、それでもこのくらいの斜度はあります。

伐倒方向を検討中。

この木は途中で曲がって伸びているので、重心の見極めが重要。周囲の木が枝を張り出しているので、より慎重になります。

そして伐倒方向を決定。受け口を切りながらロープを掛けて滑車を設置。記者さんはカメラを構えて取材中。

あれ? ロープが足りない...。

滑車を取り付けているスリングロープが見当たりません。どうやら用意し忘れたようです。

今日はミーティング後移動してから資器材の準備といういつもと違う手順を踏んでいたため、忘れてしまったのでしょうか。

たまたま会員が輪付きのロープを持っていたので、それを使うことで難なきを得ましたが、気を付けなければいけませんね。

ロープの設置完了。追い口ができるのを待って...

ロープを引きます。

おや!? 止まった。仕切り直してもう一度。

はい、お見事(^^)

ここで、記者さんは次の取材があるということで下山。

続いて二本目。

受け口~~~

追い口~~~

大分ガスが濃くなってきました。

それ、伐倒~~~

幹回り104cmなかなかの大物でした。

下山

そろそろ雨が降り出すであろうという予測の下、急いで昼食をとって下山することになりました。

サバカレー

カラサワ口にて。今日の参加メンバーです。

ゆず山へ

時刻はお昼過ぎ。もう少し時間があります。コロナ禍で3月末から見に行けていないゆず山に行ってみることになりました。

「今日は青ゆず焼酎だな」と盛り上がる会員一同。意気揚々と登っていきます。

が、だんだん隊列が長くなり...

「あとは任せた!」と。

先頭の3人だけで登ることになりました(笑)

ミッションは、柚子の実の付き具合の確認と、参加者一人当たり3つの柚子を持ち帰ること。

そして到着。

ゆず山に入ってまず目についたのが、これ。

リンゴ? 捥いで割ってみると...

モモの形していますね。ミニチュア版ですけど。かじってみるとほのかに桃の香りはしますが、カブのような食感でした。

柚子の木はこんな感じ。

木によってばらつきはありますが、平均して実は小さめ、数はまぁまぁといったとこでしょうか。

我慢できずに一つ味見。いえいえ、これもミッションの一環です。

思ったより酸味は少なく、このまま食べても美味しいくらいです。

おっと、目的を忘れてました。人数×3個ずつの収穫。

よさそうな実を選んで収穫。もう少し遊んでいたいけど帰りましょ。

別れた地点で合流...と思ったら、すでにメンバーの姿はなく。

下まで降りていたようです。途中、里仁会の佐藤さんからミョウガのお土産をいただきました。

合流して拠点に戻り、ミーティング。

忘れ物はあったものの事故はなく終了。次回は柚子の収穫と柚子胡椒作り。

そしてお土産の分配。

花のようなもの(シダーローズ)は会員のNさんから頂きました
シダーローズとはヒマラヤスギの球果です
松ぼっくりの親戚ですね

あれ? 柚子は3個じゃなかったかって?

まぁまぁ、ゆず畑まで登った人の特権ってことで、内緒にしておいてください(笑)

おまけ

間伐部会長より。焼酎の青ゆず割り。

美味しそうですね!

次回10月4日の定例活動は、柚子の収穫と柚子胡椒作りです。

体験活動に参加したい方、チャンスですよ。

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