2022.4.10 ワラビとゆずと茶畑と
コロナの状況もようやく落ち着き、久しぶりの活動です。本来は4月3日の予定でしたがあいにくの雨。ゆずの剪定を4月中に行わなきゃならないため、1週間延期しての活動です。
ワラビとゆずと茶畑と
3か月ぶりの再会
今回の目的地は通称「ゆず山」。拠点からは徒歩で行ける範囲にあります。
電車で来る人は最寄り駅に8時半集合、そうでない人は直接拠点に向かったりするのですが、拠点に近づくにつれ、街がこんな景色に変わってきます。
里の春って感じですね。
道路があるところは右側の斜面の続きだったようですね。右側の斜面と川岸はもともと一続き。川岸に道があって人が歩いていたのかな。斜面を少し削り、道を広げて道路を通したのでしょう。
しばらくして、皆さん拠点に集合。
今日は建物を地元の方が使うとかで正面には車が止まっていました。私たちは裏手の倉庫のわきで準備です。
今回は柚子の剪定がメインですが、横の斜面にあったらしき茶畑を再生できないかと偵察もミッションになっています。
去年の12月が最後の活動。久しぶりの再会で皆さん健康談義(病気談義?)に花を咲かしていますが、体力は大丈夫でしょうか(笑)
準備完了! 出発!
体力は満ち溢れているようです。無理しないでね~
春のゆず山へ
ゆず山入り口のお宅にご挨拶して入山します。
道端にはムスカリが咲いていました。
これは、カエルの卵。
植物も動物もまちわびていた春です。
しばらく行くと怪しい物音。
カエルの様ですね。どこにいるかな?
ちらっと見えるのは、カエルのような泥のかたまりのような...違うかな~
この鳴き声は何カエルでしょうか? わかった方は教えてください。
以前補修した道を通って、登っていくと、
このあたりは沢の起点。水の通り道になっています。ゆず畑までもう少しです。
見えました!
前方にあるのは、12月の活動で伐採した柚子の木です。
さて、脇芽は出てるかな?
う~む...暖かくなったばかりですし(汗)
そして、斜面にはニョキニョキとなにかが...
これはもしかして!
ではなくて、ワラビです。ちなみに、ムーミン谷のニョロニョロは、スナフキンが種を蒔いてしまったがゆえにムーミン谷で大繁殖してしまったそうです。
外来種を持ち込むと大変なことになるという教訓(笑)
午前の部 ワラビ狩りとゆず剪定
ワラビ狩りへのはやる気持ちを抑えつつ、今年度最初の活動ですので、山の神への安全祈願から。
残った御神酒を皆で飲み干しました。
今年度も事故なく活動できますように。
ということで、ワラビ狩りスタート! 制限時間、30分!!
結構な斜面でしょ。
今年のワラビはやや細め。お店で売っているような太くて柔らかいものはなかなか見つかりませんが、持ち帰って食べるには十分です。
あっという間にこんなにたくさん。
こちらは、休会していたFさん。今日から復帰です。
30分は短いようですが、結構な量のワラビが収穫できました。
本日のメインミッション、柚子の剪定の前に一休み。
久しぶりの山の風とお日様が気持ちいいですね。
小休憩の後、柚子の剪定開始です。
内側に向いている枝(ふところ枝)や、びゅんと真上に伸びている枝(徒長枝)を中心に剪定していきます。
木に登って枝を落としていると、近すぎてどの枝を落とせばいいのかわからなくなります。そのたびに斜面に降りて木を眺めていては効率が悪いので、木を見る人と枝を切る人の2人一組が基本のフォーメーションです。
私は写真係なので単独行動なんですが、写真撮ってばかりでも面白くないので今日はこんな格好で参戦。
写真撮りながら、木を眺めながら、枝を切る! 一人三役!!
しかし、怪しい恰好ですね。通報しないように(笑)
ターゲットを決めて剪定開始! (写真も忘れずに)
あ~、一本切り残し...(どれだかわかりますか?)
ひと段落して、少し早めの昼休憩。
遠く黒山を眺めながら。
写真右側の枯草の山。実はこの中にお茶の木が埋まっています。午後はここをきれいにする予定です。
午後の部 茶畑再生
上の写真ではわかりずらいですが、元茶畑はこんな状態。
「ここから、、、」
「あそこまで」
お茶の木が顔出してますね。
さてそろそろ始めますか。
お、トンネル発見。道の名残でしょうか。
休憩挟みつつ、1時間半くらい茶畑を片づけました。
結果...
茶畑が顔を出しました!
茶の木は弱っているもののしっかりと生き残っています。お日様浴びて元気になれば、昔のような風景になるはず。
この日はまだ新芽が出ていませんでしたが、収穫できたらお茶作りにも挑戦したいと思います。
日本はお茶大国ですが、実はほとんど輸出されていません。これは外国の農薬規制に引っかかってしまうためと言われています。
自然栽培のお茶はちょっと目を引くかもしれませんね。
今日の参加メンバーです。ゆずと茶畑を背景にパシャリ。
途中、伐倒したままのゆずの木を片付けながら下山しました。
今年度最初の活動。事故なく終わることができました。
今年度もよろしくお願いいたします。
この後、希望者はセリ摘みに向かいましたとさ。
おまけ
そして、収穫したワラビ。
あく抜きして...
どーん
とワラビ丼。
あく抜きの方法はいろいろですが、私の場合、
- ワラビがひたひたになるくらいのお湯を沸かす
- 沸騰したら重曹をスプーン1杯(お湯の量によって調整)
- わらびをドサっと入れてしんなりしたら火を止める(10~20秒くらい)
- ふたをして放置
でやってます。今回は一晩漬けておきましたかね。つける時間が長いほど柔らかくなりますので試してみてください。ワラビは輪ゴムで束ねてからあく抜きすると調理するときに楽ですよ。
そしてセリは、
ゴミや根っこを取り除いて、
おひたしに。
春の味覚をいただきました。