2022.4.16 半年ぶりの保全地域
令和4年度第二回目の定例活動は環境保全地域です。去年の11月以来、入れなかった環境保全地域。どうなっているのでしょうか。
半年ぶりの保全地域
軽量滑車登場!
今回の参加者。写真撮っている私と、先に徒歩で林道の植生調査に向かった一名含めて6名です。
今回導入したのはこれ。
クライミング用の滑車とカラビナです。
普段使っている滑車はかなり重いのです。その点クライミング用の滑車は軽量。貧弱に見えますが、これで2トン以上の力に耐えます。徒歩で山に登る都合、装備の軽量化は必須と言うことで、今回お試し導入しまてみました。
霧の保全地域
装備を用意したら、車に分乗して入山口まで。
2019年10月の台風で損壊した常盤林道は修復されていましたが、ゲートはそのまま。
山側の斜面が若干不安定な感じもしますので、それに配慮してのことでしょうか。
早く安全に通れるようになってほしいものです。
私たちは東京都環境局登録のボランティア団体ですので、通過させていただきます。
入山口に到着。久しぶりの保全地域です。準備体操は念入りに。
あじさいの道を登っていきます。前日に雨が降りましたので、土は湿り気味。
何かが発芽していました。これから緑の季節になりますね。
山はうっすらとガスがかかって幻想的な雰囲気。
少し行くと「あじさいの道」の道標があるのですが、看板の部分が外れかかっています。斜面を見ると何か滑り落ちたような跡。何かぶつかってきたのかな?
木ネジとドライバーが必要そうなので、仮補修だけして次回のミッションにすることになりました。
あじさいの道からりんどう坂へ。看板エリアの手前で休憩してから再出発。
保全地域の看板を過ぎると、通称「看板エリア」。
この辺はふれあいの森結成当初整備した場所で、植樹した広葉樹がたくさんあります。
異常がないかチェック。
ゆっくりとしたスピードではありますが、着実に成長してくれています。
でも、まだまだ雨風や動物たちには負けてしまいそう。もう少し守ってやる必要がありそうです。
さぁ、一通りチェックしたら、先に進みましょうか!
看板エリアからさらに上へ。
通称「みずならの道」です。保全地域の最上部まで階段が続きます。標高600mくらいでしょうか。ここに道を作ってからもうだいぶ経ちます。
当時の間伐の名残です。
これは鹿がかじった跡。
コケが水をためていました。
保全地域全体が見渡せそうな場所(実際は木に視界が遮られて見えませんが)で、今年一年の安全祈願をします。
事故なく、怪我なく、病気なく、活動を続けられますように。
作業開始!
もう少し行くと今回の作業エリアに到着。
青いテープが巻いてある木が何本かあります。これが間伐する木です。
結構ありますね。しかも密生している。
一本目
一本目はこれなんですが、上方を確認すると...
枝同士が絡んで隙間がない...倒している途中で枝が絡んで止まってしまうといろいろと大変なのですが...。
掛かり木になるのを前提に狭い隙間を通すように伐倒することになりました。
例の滑車です。順調、順調。
受け口、追い口伐り。
そして伐倒!
掛かり木。ですが...
想定内です。狙った隙間に倒すことができました。幹一本分の隙間。よく狙いましたね。
二本目
二本目。
この木も掛かり木前提の伐倒方向。少々手こずり、ロープ付け替えたり、ミニ滑車2個追加してみたりしながら昼休憩を挟んで伐倒しました。
下山
下山するころにはすっかり霧が晴れて気持ちいい新緑の風景が広がっていました。
「さー、帰んべ」
すたこらさっさと撤収するおじさんたち(笑) 帰りは早いですね。
ちなみに、女性会員は植生調査をしながら一足先に下山していました。
お疲れさまでした。
そして、恒例の...
忘れ物。
誰のでしょうかね。