2022.5.21 茶摘み
第4回定例活動は「茶摘み」。ふれあいの森結成以来、初の試みになるのではないでしょうか?
茶摘み
ロープワーク練習
今日はなんとなく雨模様の上成木です。
予報ではこの後晴れることになっていますが、もう少し時間がかかりそうです。
拠点でミーティングしながら状況を確認。
雨が上がるまで、ロープワークの確認をすることになりました。
確認したのは、
- もやい結び
- 本結び(ロープをつなぐときに使用)
- 杭結び(杭を打ち込むときに固定のために使用)
の三種。
確認したい方のために開設サイトをリンクしておきます。
以下、Knots 3Dへのリンクです。
もやい結び
本結び
間伐でロープを延長するときに使います。結び目の中心にカンヌキと呼ばれる木の棒を挿します。
杭結び
杭をかけやで打ち込むとき、杭の押さえとして使います。ロープの端を一本反対側に回して二人でロープにテンションを掛けると、安全に杭を打ち込めます。
と、やっているうちに雨が上がってきました。スマホで雨雲確認。そろそろ出発です。
ゆず山へ
ゆず山へは徒歩で向かいます。
前回は道中春真っ盛りという感じでしたが、もう初夏の雰囲気になっていました。
ここを通って入山。
鹿が住宅地内に降りてこないためのゲートです。
山の中も、いろいろな植物が顔を出していました。
今年の孟宗竹です。筍の皮がまだついていますね。一気に伸びる竹。すごいですね。
竹にはほかの植物と同じく先端部に生長点がありますが、節には成長帯と呼ばれる組織があり、その部分も成長します。1本の竹には60個の節があると言われており、それが一気に成長するので竹の成長は早いんです。
孟宗竹は50~60日で成長しきった後、地下茎を伸ばします。
地下茎が残っていると竹はまた生えてきますので、完全に竹を駆除したいのなら、スコップやシャベルなどを使用して地表から30センチメートル~1メートルぐらいを掘り起すか、竹に穴を開け液体の除草剤を注入する必要があります。また、トマトや蕎麦など吸肥力が強い作物を栽培すると地下茎を弱らせることができます。
これは...ウツギだと思います。
この赤い実は、
マンリョウですかね? 実がなるのは冬だった気がしますが...
沢筋をゆず園に向かって登っていくとこんな杉林が目に入ります。
人の手が入らないとこんな姿になってしまいます。
そしてゆず園に到着!
茶摘み
前回摘んだわらびは...
成長しきってこんな感じ。
一方、茶畑は...。
草の中に埋もれている模様。
「あ~、だめかぁ~」と思いつつ近づいてみると、
草の間からしっかりと新芽を出していました!
茶摘み開始!!
それぞれ200gくらいでしょうか? 新茶の収穫ができました。
資材作成
一休みしてから、階段整備のための資材を作成しました。
パッコーンと丸太を割ります。予習してきた杭結びが役に立ってますね。
これが階段の土留めになります。
続いて杭づくり。
完成!
雨の心配があったので、今日はここまでで下山。
昼食を食べながら、これからの活動についていろいろ意見交換が行われました。
素人でも簡単? お茶の作り方
さて、収穫したお茶ですが、間伐部会長のお宅では...
117.5グラム。
ラップをしてレンジでチン。
しなしなになりました。加熱することで発酵が止まります。同時に葉が柔らかくなるので揉むことができるようになります。
徐々にお茶らしくなってきました。よく揉むほど茶葉の細胞が壊れてよく出るお茶になります。チンして揉んでを繰り返して、青臭さが消えてよい香りがしてきた頃が目安です。
軽く煎って水分を飛ばしたら完成!
意外と簡単にできるもんですね。
じっくりと抽出するように淹れるとおいしく飲めるそうです。
市販の煎茶はしっかり揉まれているので目減りしているんでしょうね。手作り茶は嵩張っている分、たくさん使って淹れるといいかもしれません。