2022.6.18 間伐と道作り

間伐と道作り

今年度第六回定例活動は、体験参加の方1名と2年ぶりの参加の会員1名を含めての7名。東京都森林環境保全地域に入ります。

いざ、保全地域へ

今日持って上がる機材はこれ。

間伐と作業道作りをやる予定です。

準備、ミーティングが終わったら環境保全地域へ!

入山口で合流したこの方、現在休会中のSさん。

写真家という顔もお持ちの方で、今日は活動の様子を撮りたいと、カメラマンとして同行です。

準備体操中。

入山口の様子も日々変わります。季節の変わり目はそんな楽しみもあります。

現場まで

修理した看板は元気。動物たちもよけて通ってくれているようです。

りんどう坂の途中。

「休憩しよー!」

カメラマンのSさんや体験参加の方を囲んでしばし談笑。

Sさん休会中の出来事や保全地域の現状などなど。

大きな出来事といえば2019年の台風19号でした。その後、新年度から緊急事態宣言。なかなか活動のできない2年間でした。

遠くから見る山は、緑がとてもきれい。さぞかし美しい森が広がっているんだろうなと思って中に分け入っていくと、予想外の光景を目の当たりにします。

上の写真を見ると、地面に草が生えていないのがわかります。下草や灌木は斜面を下る水の流れを穏やかにします。一度こんな状態になると、雨が降るたびに土が流され、芽吹いた下草も流され、なかなか元通りにはなりません。そのうち土地がやせ、木が枯れて...

そんな状況一歩手前の場所が見つかります。

かろうじて再生の余力を保っていられた環境のバランスが、台風を契機によくない方向へ進み始めたのかもしれませんね。

休憩地点にはこんなキノコが生えていました。

アカタケ?

赤いキノコは毒キノコの代名詞ですが、食べられるものもあるそうです。でも素人は手を出さないのが賢明ですね。

もう少し登って看板エリアで休憩。植栽木の確認して、今回の活動エリアへ向かいます。

作業開始

まずは、前回伐倒した杉の片づけを。

下敷きになっている木を玉切りして...

乗っかっている木は、切り株を軸に回転させようという作戦です。

「えいや!」っと。

いい位置に収まりました。

その他こまごましたものも片づけて、前回のやり残しはクリア。

一休みして、間伐です。

間伐

今回の対象木はこれ。

この辺りは樹冠が密接しているので、伐倒方向は慎重に決めます。

ロープ上げ。

受け口。

追い口。(体験参加者)

伐倒。

掛かり木も作戦のうちです。きれいに倒れました。

追い口で伐倒方向を微調整しています。

直径87cm。

見上げると...

空が見えてきました。

ここで、午前中の作業は終了。お昼休みになりました。

昼休み

実は、作業中、現場の下の方にオレンジ色のものが見えていまして、間伐部長が確認に行きました。

べろんと皮がはがれていますね。熊が木の皮をはいで樹液をなめた後だそうです。この状態からして、2~3日前。

今後、熊対策も考えておく必要がありそうです。

カメラマンのSさんは一足先に下山と言うことで、ここでお別れです。

お疲れさまでした。写真楽しみにしています!

道作り

午後の活動は、作業道の補修です。

土留めを置いて杭を打ってから地面を馴らしていくのですが、杭打ちに集中している間にいつの間にか道ができていました。

しかもこんなきれいに。

会員のFさんがやってくれてたようです。15mはありますね。

杭や土留め等、余った資材は別の場所で使いますので、持ち帰ります。

某所に保管。

さぁ、帰りましょ。

おまけ

カメラマンとして帯同していただいたSさんから写真が届きましたので、ご紹介させていただきます。

ほかにも素晴らしい写真があるのですが、フォトコンテストに応募予定とのことで、お見せできないのが残念です。

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