2023.4.2 安全祈願とゆず山・茶畑整備
令和5年度の第一回定例活動は、ゆずの剪定と茶畑整備です。運が良ければワラビ採りもできるかもということで、10名の参加者でした。
安全祈願とゆず山・茶畑整備
集合・機材出し
8時40分ごろ、東青梅駅から乗り合わせてメンバーが集まってきます。
久しぶりに会ったということで、近況報告に花を咲かせるのもつかの間、まずは新年度のご挨拶から。
さて、機材出しです。今日は柚子の剪定と茶畑整備。加えて、階段つくりの材料として一本伐倒するかもということで、持っていくものがたくさんあります。
手分けして何とか持って行けそうですね。
では出発!
上成木は春爛漫
成木川沿いに徒歩で遡っていくのですが、
春爛漫です。心がウキウキしてきました。
いつもの「休憩処 かしわぎ」の横を登っていくと...
たくさんの草花たち。ようやく、待ちわびていた春が来ました。
ズンズンと山道を登っていきます。
がけに空いた穴。水の通り道です。
これ、人為的に開けたものではないんです。ゆず山の斜面に降った雨が地下を通ってここから沢に流れ込むんです。ゆず山の下には水脈が通っているんですね。
柚子の木は、根を深くまで張って水脈にを探り当ててるかも。それほど世話をしなくても枯れることなくぐんぐんと育つのは、この地下水脈のおかげかもしれません。
ここは前回架けた橋。
ちょっと収まりが悪そうに見えた丸太もしっかりとはまって落ち着いてます。
さてさて、到着。
おっ、これは!?
ワラビが出てきています。ちょっと細めですが、十分食べられるサイズです。
はやる気持ちを抑えつつ、令和5年度の初活動ですので、安全祈願から。
安全祈願からのワラビ採り
一番生命力のありそうな柚子の木を御神木に見立てて、山の神に今年度の活動の安全を祈願しつつ、山の恵みに感謝しました。
そして、お楽しみのワラビ摘み。制限時間30分!
「それ! 開始!!」
今出ているワラビを摘んでも、明日にはまた生えてきます。夏になると茂ったワラビを刈らなきゃいけなくなるので、ここはひとつ、我々の胃袋に収めちゃいましょう。
「はい、終了~~!」
30分間のお楽しみでしたが、結構採れました。
山の恵みに感謝です。
ワラビは伸びてしまうと茎が筋張ってしまって食べられなくなります。軽くつまんでポキンと折れるのが食べられるワラビなんです。
ポキンと折れないものは硬いので収穫しないのが普通なのですが、根元が固くなっていても、少し先の方は柔らかかったりします。
なので、こんな採り方...
をするとたくさん採れるわけです。
ゆず剪定
「採るもの採ったし、さて帰るか」
ダメです!
お仕事してください(笑)
柚子の剪定開始!
今回は例年よりも大胆に剪定していこうということで、込み合っているところや、収穫できないほど高く伸びた枝をバッサバッサと切り落としていきます。
こちらは...?
梯子の修理でしょうか?
踏板を縛りつけている番線を麻ひもに変えたようですね。
番線だと滑ってずれてしまうそうです。麻ひもだと徐々に締まっていきますので、最適かも。
梯子の出来にご満悦のお二人。
さらに、これ。
前回の活動時に発見した、柚子の萌芽更新です。
枯れている新枝もありますね。ちょちょいっと...
新枝の数を減らして元気そうな枝を残しておきました。
そろそろお昼かなと思っていると、ふらっと現れたYさん。(座っている女性です)
「近くまで来たからお昼食べに来た」だそうです。
こんな山奥にふらっと来るなんて(笑)
実はYさん、某植物園のガイドをされているとかで、自然の草花が大好きなんでしょうね。
お昼休み~
高水山の山桜が満開です。
茶畑整備
午後は杉を一本伐倒して材を確保してから茶畑の整備をします。
今回伐るのはこの木。久しぶりの伐倒ですが大丈夫でしょうか?
受け口。
ロープはすでに準備完了。
さて、追い口を。
少し離れてみると、重心がかなり受け口側に偏ってますが...
軽く引いたらバタンと倒れました。
伐倒方向は狙い通りです。
枝を払って玉切りして、ゆず畑を挟んで反対側の茶畑まで丸太を運搬しました。
丸太は割って有効活用。細い部分は1/4にして杭に、太い部分は1/2にして階段の土留めにします。
登り口の階段を作りつつ、山側では、枯れたススキを刈って茶畑を拡張。
今日のところはここまで。
かなりそれらしくなってきましたね。昔もこんな感じだったのでしょうか?
茶畑の未整備エリアの前で記念撮影。
年が変わるころにはここも立派な茶畑に変身します。
今日も怪我無く終わることができました。
お疲れさまでした。