2023.10.1 チェーブロックでの牽引伐倒
10月1日。空気には秋の香りが満ちてきましたが、今日はあいにくの曇り空。時々雨粒がパラパラと。今日は環境保全地域に入る予定ではありましたが...
チェーブロックでの牽引伐倒
行先変更
朝方降っていた雨は上がり、何とか活動できそうです。9時ちょっと前に皆さん拠点に到着。
さて、今日の活動はどうしましょうか? 雨は止んだといっても、天気図では前線通過中。また降り出すかもしれません。
保全地域の方を見ると…
完全に雲の中。
これはさすがに...
ということで、ゆず山に変更になりました。
通らせていただいている山の山主さんが伐ってほしい木があると言ってたとのことで、それを伐りに行くことになりました。
また、前回はTさんが軽量チェーンブロックを持ってきていて大活躍したのですが、今回も試してみて導入を検討することにもなりました。
前回の様子
前回は、9月16日。2回の活動中止を挟んでの久々の定例活動でした。
久しぶりに参加したTさんも加えて環境保全地域へ。チェーンブロックを持参されていて伐倒時に大活躍しました。
写真は今回のものです。
耐荷重は少なめですが、我々が使う分には十分ですね。
帰り道、小鹿に出会ったり、熊の足跡を見つけたりと、動物たちに見張られているような一日でした。
ゆず山での伐倒と階段補修に必要な機材を準備します。
こんな感じですかね?
チェーンブロックはTさんの工具箱の中です。
では出発!!
入山
ゆず山への分かれ道。
休憩所「かしわぎ」。
Tさんの手にあるのは、チェーンブロックの入った工具箱です。
中に入ると、ふれあいの森の活動が展示されていました。写真はHさんが作った物ですね。
ゆず山への入り口でカエルを発見。
アズマヒキガエルらしいです。
麓のお宅にご挨拶させていただいて山に入っていくと、斜面の変わるところにありました。
ご依頼の2本のヒノキ。これを伐倒してほしいとのことです。
かなり狭い場所で伐倒方向に迷うところですが、チェーンブロックで重心を変えれば伐倒可能と判断し、準備に取り掛かりました。
チェーンブロックを接続。そんなに手間もかかりません。
足場が悪いため、万全を期して交代しながら受け口を作っていきます。
追い口を切ります。
重心方向が追い口側のため、ノコギリが挟まれないようにチェーンブロックで引きながら追い口を入れていきます。
追い口を入れていると「ミシミシ」と音がしてきたので、そのまま退避。
あっけなく伐倒完了。
いつも人力でやっていた我々にはあまりにあっけなくて物足りないくらいです。
切り口は変則的な形をしていました。微妙に追い口の向きがずれているように見えますが、これも作戦通りです。
そして二本目。
Tさんにチェーンブロックの使い方を解説していただきながらロープを引いていきました。
こちらもあっけなく伐倒完了。
今まで苦労していたのがうそのようです。
中心部が腐っていたようですね。
ずいぶんこのエリアが明るくなったように感じます。
写真を並べてみるとこの通り。
道が開けました。
この二本は下山するときに片づけることにして、先を急ぎました。
階段補修
ゆず畑に到着。この辺は標高460m。気温は21℃。快適です。
中途半端な時間になってしまったので、早めの昼休憩にしました。
ゆずの実付きは…
まぁまぁ...でしょうか。少し少なめかな?
ゆず畑の端にある杉林の中で昼食をとり、午後の活動についてのミーティング。
おいてある丸太を加工して、ここに来るまでにいくつかあった壊れた階段を補修しながら下山することになりました。
手分けして、丸太を半割にした土留め、さらに半分に割ったものと土留めにならないような細い部分を使った杭、を手分けして作り、分担して下山。
この日修理した階段は12段でした。
今日も事故、怪我無く終えることができました。
次回は青柚子の収穫に向かいます。お楽しみに~