2021.10.10・16 宣言解除!! ゆず山再び!?
2021.10.10・16 宣言解除!! ゆず山再び!?
ようやく新型コロナも落ち着き、活動再開しました!
自粛明け、久しぶりの活動ということで環境保全地域には入らず、ゆず山で肩慣らしでした。
16日はゆずの日??
例年、10月は拠点近くの山にある柚子を収穫して柚子胡椒を作っています。
今年は10月16日の予定。
それに先立ち、自粛明けの最初の活動は、ゆず山偵察となりました。
10月10日
4月以来の活動です。資機材を入念に点検しつつ、自粛生活で鈍った体も点検。
念入りに準備体操をして山に向かいました。
この日のミッションは、柚子の実付きの確認と、半年近く放置され痛んでしまったであろう道の補修です。
例によって、ヒーヒー言いながら山を登っていくと・・・
ゆず畑に到着。活動休止していたので人の手が入ってない状態。下草ぼうぼうですが、柚子の樹は元気に育っています。
さて、実付きはというと...去年よりも少ないようですね。
下草刈れなかったせいか、施肥しなかったせいか、裏年のせいか。
裏年(うらどし)というのは、豊作だった次の年の不作な年のこと。
柑橘類は一年ごとに豊作と不作を繰り返すことで知られています。
これは、ジベレリンという植物ホルモンが果実の中で作られ、それが花芽の発生を阻害するという仕組みが一つ。
実をつけた枝が次の年に実を付けないのはそのためです。つまり、たくさんの枝に実がついた次の年は実が少なくなるということ。
もう一つは、冬の間に花芽ができるのですが、実がたくさんつくと花芽にまわすエネルギーが少なくなってしまうという理由。
そんなこんなで、豊作だった去年に対して、今年は実付きが良くない裏年に当たるというわけです。
少ないと言っても、柚子胡椒を作る分には十分ありそうです。
さてさて、道の方はと言うと...
ここに来るまでに見つけた補修必要な場所は6カ所。思ったより少ない感じです。
自粛明け初作業はこの道の補修。
皆さん、感覚を思い出せたでしょうか。
最後に一本間伐。
そして、次回の柚子胡椒作りを楽しみに10日の活動は終了しました。
10月16日
日は変わって、16日。そう、柚子の日です。
今日は作業場としてお借りする中島林業さんが集合場所。
丸太モアイ像がお出迎え。
おや?
モアイさんも感染対策(笑)
ミーティングの後収穫班と準備班に分かれ、準備班はそのまま作業場で柚子胡椒作りの準備、収穫班は拠点で念入りに準備体操してから資機材の準備です。
今日は体験参加者2名も加わり、総勢12名。
ミッションは青ゆず300個の収穫です。計算上、2.5kgのゆず皮が採れることになっています。
事務長が用意してくれた青唐辛子2.5kgと合わせて5kgの柚子胡椒になる...はず。
ゆず畑目指して山を登っていくのですが、朝雨が降っていたため、足元は滑りやすい状態です。
おや?
がけ崩れの跡?
沢の起点になっている部分ですね。熱海の土石流を思い出してしまいます。
いまだ記憶に新しい、熱海の土石流。
直接被害にあわれた方、またご家族の方、謹んでお見舞い申し上げます。
原因の究明も進みましたが、自然災害の原因というのは複雑であり、決定的な対策というのは難しいものがあるようです。
ひとつ言えるのは、環境保全に関わる私たちにとって大きな教訓を残してくれたということです。
自然環境との付き合い方を再考する時期に来ているのかもしれませんね。
そして、ゆず山に到着。
さぁ、300個、がんばれ!
ようやく...
まだまだぁー!
そろそろどうかな?
「よし。撤収ーー!!」
300個のゆずを担いで作業場に到着。
小休憩の後、
「作業開始!」
柚子をごしごし洗っては...
キュッキュと拭いて...
シュッシュと皮むき。
ゴシゴシ洗って...
キュッキュと拭いて...
シュッシュと皮むき。
ゴシゴシ、キュッキュ、シュッシュ...
「あの~、このくらいむけばいいですか?」と体験参加の若者Y君。
「そうそう、そのくらい...って使うの皮の方だけど。」
「え、そうなんですか!」
...ぉぃぉぃ(笑)
そして、お昼前にゆず皮2kg達成。
「休憩~! お昼にしよ~!!」
午後は、ゆず皮をミキサーにかけつつ、残りのゆずを剥きつつ、柚子の実を絞りつつ。
完成!
柚子胡椒5kg! ミッションコンプリート!
余った青柚子と柚子胡椒を持ち帰りました。
「お疲れ様で~~
・・・した」
そういえば、ゆず山に登る途中、たくさんのお茶の樹がありました。
お茶づくりなんてのも楽しそうですね。