2022.10.2 植樹の成長、どうなる?

第11回定例活動は、下草刈りと昔の入山口の調査も合わせて行われました。

植樹の成長、どうなる?

集合

拠点に集合して機材出し。

今日は間伐メインですが、下草刈りもします。

一通りそろえたらミーティング。作業中の安全と、今日の作業内容の説明がありました。

下草刈りはちょっとした実験も兼ねています。

ミーティングが終わったら車に分乗してからさわ口へ。

入山

念入りに準備体操をしてから入山します。

保全地域も秋の気配が漂っていました。

リンドウ坂の途中で休憩。

入山したからさわ口が標高500mくらい。この辺が標高620mくらいです。100m以上登ってきたわけですね。

休憩中に苔の塊を発見。水をかけてみると...

苔が伸びあがって元気になってくるのがわかるでしょうか?

苔は水分を失うと活動を休止して身を守ろうとします。水分が戻ると復活します。何とも便利な身体なこと。

休憩所からもう少し行くと通称看板エリアに出ます。ここが標高640mくらい。斜面に腰かけて作戦会議です。

下刈り

このエリアはふれあいの森設立当初に間伐をしてそこそこきれいになっているのですが、写真でわかる通り、全く下草が生えてきていません。

対して、写真奥の方はぼうぼうと下草が生えています。

こんな感じ。

せっかく植樹した広葉樹が埋もれてしまっています。

ここにある草を刈って、植樹の日当たりをよくするのが目的ですが、刈った草を看板エリアにある植樹のところに持ってきたら少しは環境が変わるのでは? ということで、ちょっとした実験をしてみようという計画です。

では、作業スタート!

ここに生えている下草を...

きれいに刈りました。

刈った下草を担いで看板エリアまで持っていき...

植樹した木の根元に積み上げます。

これで何か変わってくれればいいですね!

間伐

ひと作業終わったらミズナラの道を登って間伐現場へ。標高680mです。

今回のエリアはここなのですが、相変わらず密生したヒノキ。掛かり木は必須な状況です。

掛かった時のリカバリーも考えて慎重に伐倒方向を決めます。

ロープを展張しながら伐り始めました。

そして、一本目。

ぎりぎりの隙間を通すことができました。

幹回り68cm。受け口を慎重に作ったのがよかったようです。

二本目はこれ。

どうやっても掛かり木になる状況ですがチャレンジしました。

ロープの牽引方向を変えつつ、掛かっている枝を一本ずつ外していきます。

伐倒完了!

昼食をとってもう一本倒したらちょっと早めに下山しました。

というのも、今日はもう一か所確認する場所があるんです。

大滝口へ

帰りはスミレ道を通ります。途中にある植樹ですが...

植樹は2019年。3年たっているのに育っていません。日当たりでしょうか? 水でしょうか?

自然環境というのはなかなか思い通りにはいきません。

少し行くとこんな木。

熊が皮を剝いだ痕です。熊は食べ物が少ないと、こうやって皮を剥いで樹液をなめるそうです。

熊の落とし物?

この辺、栗の木はないのですが、鳥でしょうか? それとも猿?

そして、ここが目的地。かつて入山口として使われていた通称大滝口です。

幻想的な光景ですね。右の斜面に道の名残があるのがわかりますか?

ここはさえずりの谷への近道です。ここから入山して、ツリーハウスを組み立てたこともあったそうです。

丸太で作った橋や滑落防止用のロープは残っていましたが、ところどころ崩落しているところもあり、通るのは難しそうでした。

拠点に戻り、反省会。

次回は柚子胡椒作りです。次回もよろしくお願いします。

お疲れさまでした!

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